先日Loon言語 (Lisp) について少し取り上げたので、一応第一印象を書いておきたい。
- WASMターゲットのみで、ネイティブ対応予定はない
これが個人的には痛い。良い戦略だと思いつつ、WASIついて調べてみると既存のネイティブ関連資産へのアクセスは限定的。移植やブリッジも簡単ではない印象。この時点で、用途はウェブやコンテナ、ラムダ等に限られるのだと思う。Clojureといい、結局そうなってしまうのかと思うととても残念。
- externの書き方や、ライフタイム記法がRust
これはもう仕方のない部分と思う。だってRustだもん。ライフタイム記法は基本的には不要とのことで、書く機会はexternの場合だけに限られるようなのだけれど、非Rust資産の活用には大きなハードルとなる予感がする。これも、利用をためらう大きなポイント。Rustっぽいだけなら良かったのだけれど、WASMターゲットしかないことも合わさると個人的には辛みが増す。
その他については、Rustで書かれているだけあって品質は高そうな印象で、どのプラットフォームでも(wasmtimeが動く環境なら)問題なく動くのは好印象。
前述の2点がネックとなって、自分はたぶん利用しそうにないのがとても残念。Carp以来の非GCなLispかつ、すごくClojure-likeだっただけに、縁がなかったと思うことにしよう。自分が今よりもう少しWASI等について詳しくなったら、また訪れるかもしれない。